寺院縁起

寺院縁起

慶長元(1596)年11月28日の創立。開山法栄院日清。親師法縁。16世玄明院日侊は、谷中妙法寺23世から。18世体具院日裕は大井妙照19世へ。(「日蓮宗寺院大鑑」より)

浄経寺は正中山法華経寺の裏鬼門の位置にあり、古くから法華経寺への様々な「魔」の侵入を封じるために建立されたとの言い伝えがあります。

鬼門(きもん)とは、北東(艮=うしとら:丑と寅の間)の方位、方角のことです。鬼門とは反対の、南西(坤、ひつじさる)の方角を裏鬼門(うらきもん)といい、この方角も鬼門同様、忌み嫌われています。

日本における鬼門は、陰陽道からきたとされている説もありますが、はっきりとした起源はわかっておりません。日本では古くから鬼門思想があったことは確かで、鬼門にあたるところには立派な寺を建設しています。

例えば、平城京では鬼門の方位に東大寺が建てられ、裏鬼門には植槻八幡宮。平安京では鬼門方位に比叡山延暦寺が建てられ、裏鬼門には石清水八幡宮が建てられています。